競技概要

 下肢に障がいを持つ人たちのために、「アイスホッケー」のルールを一部変更して行うスポーツです。「スレッジ」と呼ばれるスケートの刃を二枚付けた専用のそりに乗り、左右の手にスティックを一本ずつ持ってプレーします。試合は15分×3ピリオド制です。スティックにはピックと呼ばれるギザギザの金属とブレードがついており、「漕ぐ」動作で前に進みます。

 ブレード部分でパックを操り、パスを出したり、シュートを打ちます。アイスホッケー同様にボディチェック(体当たり)が認められており、「氷上の格闘技」と呼ばれるほど非常に激しいスポーツです。

参加資格

 日本国内で開催される大会への参加は、男女、年齢、障害の有無に関係なく、誰でも参加することが可能です。

 ただし、パラリンピック等の国際パラリンピック委員会(IPC)公式競技大会および公認大会への参加は「通常のアイスホッケーの試合に出場できない永久的な障がいを持つ選手でなければならない」と規定されています。
 また、現在では競技普及の為、女性による国際大会への参加も認められています。

日本のパラアイスホッケーの歩み

 日本におけるパラアイスホッケー競技は、1998年長野パラリンピック大会開催に向け、1993年に日本身体障害者スポーツ協会(現 公益財団法人 日本パラスポーツ協会:JPSA)がノルウェーより講師を招き、スピードレースとアイススレッジホッケー(パラアイスホッケー)の講習会を実施したことに始まります。

 その後、1994年10月に日本最初のアイススレッジホッケー(パラアイスホッケー)競技組織「長野スレッジスポーツ協会」(長野サンダーバーズ)が発足したことで本格的に、競技普及・強化活動がスタートしました。

 

道具、ルールについて

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